こんばんは、DengDengです。



なんか明日からどんどん気温が下がって、週末には結構寒い感じになるとかなんとかって聞きましたけど、とてもそうは思えないくらい今日は暑かったそうで...

いや、今日、私は一歩も外へ出ていなくて...w

優雅な自由人である私は時効になる有給消化の為に強引な連休を設定しておりまして...
一応、やるべき業務も、突発の仕事も全部昨日のうちにやっつけて来たから文句は言わせねーけどもw

ただまあ、日がな一日動画見たりマンガ読んだりでダラダラするだけだったので、特段ここに書けるようなこともなく...

なあ、これがあと二日あるので、とても幸せですわ~w

もうこのままずっと外へ出ないで生きていけたらいいのに...ッ!



さて、儚い願いを夜空に放ったところで、今日も映画のハナシ。



一本目。



「雨を告げる漂流団地」
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「ペンギン・ハイウェイ」、「泣きたい私は猫をかぶる」に続くスタジオコロリドの長編劇場アニメ第3弾とのことで...
いや、他にもなかったっけ?て思ったけど、他のは長編作品ではないってことと、私が勝手にコロリドとポノックをごっちゃにして認識していたようでw

いや、有名スタジオのクリエイターが独立して作った会社とかイチイチ細かく認識できないっすよねえ。
ただでさえそういうのいっぱいあるのにw

で、私的には「ペンギン~」はちょー大好きな作品ですが、「泣きたい~」についてはネトフリでいつでも視聴可能なのをいいことに、半分くらいで一時停止したまま放ったらかしな状況でありまして...
いやなんか、あんまり合わないというか、面倒臭くなっちゃってw
岡田麿里さんのお話は大好きなのいっぱいあるんですけど、なんかコレは合わなくて...

まあ、そんな感じで「スタジオコロリドの...」てキャッチコピー自体にはあまり期待を持てなかったんですけど、監督が「ペンギン~」の方だってことで一気に期待値が爆上がりいたしましてw

いつも通り、事前情報はシャットアウトするタイプなので、とりあえずちょろちょろ漏れ聞こえてくる、小学生?かなんかの少年少女たちが不思議な冒険をする?団地で...なんで?みたいな認識しかありませんでしたし、「泣きたい~」に続いて今回もネトフリ作品とのことでフツーに公開日に家で視聴可能だったんですけど、迷わず映画館での鑑賞をチョイスいたしまして。
いや、せっかくでかいスクリーンと大きな音で鑑賞できるチャンスを与えてくれてるんだから、そんな機会を逃すのはモッタイナイじゃないですかw


まあ、まずはあらすじなど。


まるで姉弟のように育った幼なじみの航祐と夏芽。
小学6年生になった二人は、航祐の祖父・安次の他界をきっかけにギクシャクしはじめた。
夏休みのある日、航祐はクラスメイトとともに
取り壊しの進む「おばけ団地」に忍び込む。
その団地は、航祐と夏芽が育った思い出の家。
航祐はそこで思いがけず夏芽と遭遇し、謎の少年・のっぽの存在について聞かされる。
すると、突然不思議な現象に巻き込まれ――
気づくとそこは、あたり一面の大海原。
航祐たちを乗せ、団地は謎の海を漂流する。
はじめてのサバイバル生活。力を合わせる子どもたち。

泣いたりケンカしたり、仲直りしたり?
果たして元の世界へ戻れるのか?
ひと夏の別れの旅がはじまる―
(公式サイトより)


いやあ、ちょー楽しかったですし、やっぱ映画館で鑑賞出来てよかった!マヂでッ!
正直、団地が大きな船みたいに大海原を突き進むワケのワカラン世界観だけど、奇麗な上にグリグリ動く映像はちょー凄かったですw

お話も、幼馴染同士でちょっとお互いに燻る感情がアリアリな航祐と夏芽に、航祐ラヴでオマセぎみな令依菜とその保護者っぽい珠理、航祐の仲間の譲と太志ってゆーメンツの小6キッズたちが、もうすぐ取り壊される団地に忍び込んだらその団地ごと漂流するハメに...て流れだったんですけど、まーエモいというか、郷愁やら、哀愁やら色んな感情を刺激されまくりでヤバかったです。

なんかね、メインのキッズたちが、まー小6なもんで、まーガキんちょ的なイタらなさ全開だし、全然自分の感情を持て余しまくりで面倒くせーし、でもなんだかんだイイ子たちばかりで、ちょー愛おしい感じw
特に航祐は、根が優しくて気遣いも出来るヤツなんだけど、まだまだ自分の気持ちをちゃんと表現できなくて、勝手に腹を立てて夏芽に嫌な事言ったりしてしまう残念ボーイでありまして。
でも、みんなで漂流している間に色んなやりとりをしている間にグングン成長して、ちゃんと出来るオトコになっていく感じがすげえよかったです。

てゆか、航祐と夏芽は異性同士ではあるんだけど、まだ異性に対する意識とか恋だなんだの要素が混ざる前の、好きなヒトに対するままならない状況にあってのままならない感情がとても尊い感じでありましてw
もう後半のとある激エモな場面はまー号泣させられたよねw

他の子たちも、やっぱり一様に発展途上な感じで、でもそれぞれに見せ場があって、アツい展開がたくさんあって...
いやホントね、ドイツもコイツもクソめんどくせークソガキばかりなんですけど、そいつらがわーわーきゃーきゃー言いながらちょっとだけ大人に近づいたかも?な感じがちょー微笑ましいし大変に愛おしいw
あ、でも太志だけ最後までムードメーカーの役割を全うしていた代わりに、最後まで幼い感じのままなのは心配でした...w
なんかね、航祐はイイ感じの優イケメンになりそうだけど、太志はいつまでもマイペースで悪気なく無自覚に他人を傷つけるタイプになりそうで...w

そんで、なんか少年少女たちの冒険以外にも、「もう今はない思い出の場所」とか「取り返しのつかないこと」みたいなのが大きなテーマになっているように感じたんですね。
なんか、小学生から中学、高校くらいまでの、思い出にあるけど色んな事情で今はもうないあの場所その場所が色々思い起こされてしまいまして。

いつでも行けると思っていた場所が、いつの間にか無くなってて、取り返しがつかないことにイマサラ気が付いて愕然として、なんとも寂しい思いをすることっていっぱいあるじゃないですか。
まーだいたいどれも20年以上前のアレコレだったりして、違う意味で微妙な気持ちになるとこもセットだったりしますけどもw

高校生の時に初めてのカノジョと遊びに行った遊園...ち...、あ、ディ◯ニーは全然健在だし、むしろアレコレ増えてんじゃんね...w
20年以上近寄ってねーから最近の事情はサッパリだけど。

ええと、なんだろうな、思い出の場所...
柏駅の近くにあった松竹やシネサンとかの映画館...、あとなんかデカいパフェのあった喫茶店?
めちゃくちゃ安かった南柏のカラオケ屋さん?
たぶん全部もうない気がするw

なんか駅前にあったたい焼きやらかき氷とか売ってたトコロが女性下着の専門店になってた時はちょービックリしたけど...w
てゆかホント時間の流れって、ヤバいよね...

なんか盛大にハナシが他所へ向かってしまってるけど、とりあえず、この「雨を告げる~」はホント色んな感情が刺激される大変にエモーショナルな作品でありました。

見た目、小学生たちが冒険するお話なので子供向けっぽく見えそうだけど、大人じゃないと感じられないアレコレが強いので、むしろお子様は大人になってから懐かしむあの頃を獲得してからが本番な気がしますね。
とりあえずイマは奇麗な映像を楽しんで、大人になってから見直すとイイかもネw

あと、アレだね、結構色んな「なんで?」てのが放りっぱなしになってる感じはあるんだけど、その辺は「考えるな、感じろ!」の精神でw
いや、なんというか、野暮なことを言うなよ?ワカルだろ?てハナシでもありまして。
子供が体験する不思議な冒険に細かい理由だなんだを求めるのはちょっと...、ねえw

とりあえず、私はちょーアガッたし、楽しかった!
それが全てですねw



4.5



※基準は0.5点刻みで5.0点満点の10段階評価
 3.0点が可もなく不可もなく「フツー」
 3.5点以上は概ね「面白かった」
 2.5点以下は単純に「つまんねー」とか印象悪い感じ



大きめのTVとかスクリーンをお持ちの方はネトフリで視聴でもアリだと思いますが、まだ劇場公開中でありますので、機会が得られるヒトは映画館の設備で鑑賞した方がいいと思います。

劇場公開が終わってしまえば、余程のことがない限りは再び上映されることはないでしょうし...

今だけの機会を大切にw


では、お次。


「渇きと偽り」
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ええと、オーストラリアの作家によるオーストラリアを舞台にしたサスペンス小説の映画化作品でありまして。
まあ、本国オーストラリアでヒットしたってだけで、まだ世界的な興行成績は未知数な感じで、私も映画館で見かけた予告映像で初めて知った立ちとるなんですけど、とりあえず面白そうだなあ、てw

まあ、スタッフもキャストも知らない方ばかりですけど、主演のエリック・バナさんはMCUじゃない方の「ハルク」とかハリウッド作品にも出演していた方らしく...
まーそれも知らんけどw


とりあえず、あらすじとかね。


メルボルンの連邦警察官として働くアーロン・フォークは、家族を惨殺した後、自殺したとされる親友ルークの葬儀に参列するため、20年ぶりに帰郷した。
ルークの両親にせがまれ、親友が犯した事件の真相を調べることになるが、その事件を追うことは同時に、17歳の頃、自分自身が殺人犯と疑われた同級生の少女の変死事件をめぐる記憶と対面することでもあった。
過去と現在の事件に振り回されながらも、次第に親友の事件は単なる自殺ではないことを突き止める。
さらに過去の少女の死の真相も知ることになる—。
(公式サイトより)


なんか、すげえ真っ直ぐに面白いサスペンスミステリーでした。

主人公の刑事アーロンはそのムカシ、一緒に遊んでいた仲良し4人組のうちの一人エリーという女の子が変死体で見つかった事件で関与を疑われたことで町を出ていく羽目になっていたのですが、その事件で一緒に疑われた親友のルークが無理心中事件を起こして死んだから葬式に来てくれ、とそのルークの親から報せが来まして。
その報せにはなんだか不穏なメッセージが添えられていて、仕方なく20年ぶりに帰郷して葬儀に参加したところ、一部の町のヒトたちは相変わらず自分に厳しい視線を向けてきて。

ルークの両親は「息子は無理心中なんかするはずがない!」つうてアーロンに調査を頼みまして、アーロンは難色を示しつつも「お前らあの事件の時に嘘をついてただろ?知ってるぞ?」て脅されたことで渋々調査をはじめることに...

アーロンは未だ自分に疑いの目を向けて敵意剥き出しなエリーの父と兄に絡まれつつ、地元の警官のグレッグとともにルークのことを調べ始めるのですが、行く先々でムカシのエリーとのことが思い出されまして。
そんで、色々調べていくと、ルークの事件には隠された事実があるっぽいし、エリーの事件の真実も...

だいたいこんな感じのお話だったと思いますが、全体的にすげえイイ感じのテンポ感で絶妙なペースであれこれ事件のヒントを開示していって、イイ塩梅の真相を提示してくれて、過去のアレコレについてもちゃんと「おお...、なるほど」てゆー感じのモノを見せてくれて...
なんか細部まで行き届いてて、至れり尽くせりで面白かったデスw

ほんで、なんか冒頭からオーストラリアの乾燥地帯?砂漠に近い地方の風景なのか、メチャクチャ乾ききった大地とかムカシ川だった場所とか、各種オーストラリアの映像がすげえ面白かったんですよ。
しかも、とあるシーンではそれまでにたくさん強調してきた「ちょー乾いてる」ってことが場面の緊迫感をブーストしているようなトコロもありまして...
なんか色々凄かったデスw

まあ、サスペンスミステリーのハナシなので、ネタバレを気にしながら具体的な話をするのはムズカシイんですよね。
なんか書けるのはちょっとフワッとした話ばかり...

とはいえ、そうですね、ピリッとした緊張感が強めで、少々地味なかんじもあってエンタメ的な盛り上がりには欠ける印象を持つ人もいるかもな感じは否めないですかねえ。

でもなんというか、とりあえずこの「渇きと偽り」てオーストラリアでベストセラーになった小説を映像化して国内で大ヒットとなったということで、原作含めて作品の位置づけってのが、まーだいぶ方向性は違う気がしますが、日本で言えば先日の「ガリレオ」シリーズだったり「マスカレード~」とか、東野圭吾作品の映像化的なもんなのかな?と印象をもったんですよね。
でも日本のそういう奴はなんとなくエンタメ性重視というか、脚本や作品そのものの力よりは人気キャストとTVドラマなどの他媒体作品との連携とかで内容を盛り上げていってる印象が強くて...
もちろんそれはそれで楽しい部分はたくさんあるんですけど、やっぱり海外のサスペンスミステリー作品の方がその作品単体のお話の面白さで作品を盛り上げているような気がして、そういう作品の方が楽しいと思うもんで。

なんか、日本のサスペンスミステリーの映画って、だいたい「面白そう!」て興味を持って鑑賞すると、「期待したほど大したことない」てなるのがいい方で、「...ひ、酷い出来だなあ」てのが多いのはそういうとこ...?などと色々考えてしまいましたw



4.0



なんか諸々のタイミングでほかの作品を優先してスルーしかけたんですけど、ちゃんとこっちを鑑賞してよかったですw



さて、本日は以上です。


なんかここ最近「ロード・オブ・ザ・リング」や「アバター」とか、ちょっと前も「ライトスタッフ」や「ゴッドファーザー」とか、過去の名作や話題作で劇場鑑賞したことがなかった作品を鑑賞する機会がちょいちょいありまして。

やっぱなんか名作や話題作って古くなっても面白い作品が多いんですよねw

今後も「王立宇宙軍」とか鑑賞予定のタイトルもちょいちょいありますし、今年観たリバイバル上映の作品の感想・まとめみたいなもんを書いてみようかしら?とか。

まあ、「面倒くさいからやっぱやんない」て可能性もありますが、そのうち...

...そのうちw